【JAPAN最新号】「尾崎世界観の日 特別篇 2024」メモリアルレポート with 尾崎カメラ。特濃の弾き語りイベントを表から裏から覗き見るスペシャルフォト&レポ&インタビュー

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弾き語りは、自分がやらないと進まないので。そういうライブをそれぞれ経験していると、またバンドになった時に、何かプラスに働くのかなと思ってます(尾崎)

5月に行われた「尾崎世界観の日 特別編 2024」の一部始終を、ライブレポ&尾崎の私物カメラによるスペシャルフォト&終演直後のクリープハイプメンバーインタビューの3本立てでお届け!

上野恩賜公園水上音楽堂での開催は2年ぶり。5月最後の日曜、気持ちよすぎるほどの好天に恵まれて、「尾崎世界観の日 特別篇 2024」が行われた。

「尾崎世界観の日」は、尾崎自身が共演したいと思う人を呼ぶというコンセプトの不定期ライブで、2016年から「特別篇」が行われている。この日は近隣の祭囃子の音や、カラスの長閑な鳴き声なども会場によく響いたが、それがノイズになるというより、リラックスして音楽を楽しむための天然のSEのようでもあり、のびのびとした空気の中、ライブはスタートした。

(中略)

いい具合に日が傾き始めて、いよいよ大トリ、尾崎世界観の登場。なんの前置きもなく、アコギをかき鳴らしながら“君の部屋”を歌い始める。そしてピーター、ポール&マリーの名曲を忌野清志郎が日本語詞で歌った“500マイル”のカバー、さらに“真実”と続き、その生々しい歌とギターの音に引き込まれていく。フォーキーかつブルージーな“誰かが吐いた唾が キラキラ輝いてる”は、黄昏時によく似合う。ステージ上は、柔らかなドレープの白い布が帷のようにそよ風に揺れている以外は、特別なセットも目を引く演出もない。ただ、そこに歌とギターが響く。これほど贅沢なことはないだろう。
(以下、レポート、インタビューは本誌記事に続く)

文=杉浦美恵 撮影=尾崎世界観、関信行

(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年8月号より抜粋)


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