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『新劇場版 銀魂 −吉原大炎上−』主題歌“燦然”、2026冬季オリンピックに向けたアスリート応援ソング“生きがい”──それぞれのタイアップを踏まえて書き下ろされているが、相通ずるものがある。捨て去ることのできない本当の気持ち、喜びを分かち合いたい人が存在することの幸福について描いているのが2曲の共通項であり、それは彼らの音楽に一貫して脈打っているものでもあると思う。そして、描かれているテーマは、鳴り響く音とも密接に結びついている。SUPER BEAVERの曲はシンガロングを誘うフレーズの宝庫だが、身を任せたくなる“燦然”と“生きがい”のメロディは、心を許せる人の体温を自ずとイメージさせる。歌と演奏に野趣があるのも、聴く楽しさを加速させる大切なポイントとして挙げておきたい。温かな2曲でありつつも、音はとても暴れている。彼らはドーム会場での公演を開催できるバンドになったが、歌って演奏することへの素朴な喜びに満ちたロック好き兄ちゃんのままだと気づかせてくれるのも今作だ。(田中大)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年3月号より)
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