現地時間2月8日、米で最も権威のある音楽賞であるグラミー賞の授賞式が、ロサンゼルスのステープルズ・センターで開催された。第51回グラミー賞は、2007年10月1日から2008年9月30日まで間にリリースされた作品が選考対象となっている。
主要4部門のうち、2部門(最優秀レコード賞、最優秀アルバム賞)をロバート・プラント&アリソン・クラウスが受賞。その他、最優秀ポップ・コラボレーションなど、ノミネートされた5部門すべてで受賞を果たした。
今年最多となる8部門にノミネートされていたリル・ウェインは、最優秀ラップ・アルバム、最優秀ラップ・ソロ・パフォーマンスなど4部門を受賞。7部門にノミネートされていたコールドプレイは、主要部門である年間最優秀楽曲に“美しき生命”が輝いたほか、最優秀ロック・アルバムなど3部門を受賞した。
また、最優秀新人賞はアデルが受賞している。
授賞式では、U2がオープニングに登場し“ゲット・オン・ユー・ブーツ”をパフォーマンスしたほか、コールド・プレイとジェイ・Zが共演パフォーマンスを敢行、レディオヘッドがUSC(南カリフォルニア大学)マーチングバンドとともに“15steps”を披露している。ほかにも、授賞式当日が出産予定日というM.I.Aがマタニティ姿で登場しT.I.、ジェイ・Z、カニエ・ウェストらとともに“スワッガー・ライク・アス”で共演。ポール・マッカートニーのパフォーマンスにデイヴ・グロールがドラマーとして登場したほか、スティーヴィー・ワンダーとジョナス・ブラザーズ、ニーヨとジェイミー・フォックスとスモーキー・ロビンソン、ジャスティン・ティンバーレイクとT.I.ら、豪華組み合わせの共演が多数実演した。
また、アデル、リル・ウェイン、ロバート・プラント&アリソン・クラウス、ジェニファー・ハドソンらがパフォーマンスを行なった。なお、現在交際が噂される、リアーナとクリス・ブラウンという大物カップルの共演は、両アーティストの急遽のキャンセルにより残念ながら実現しなかった。
主な受賞リストは下記のとおり。
【年間最優秀レコード】
ロバート・プラント&アリソン・クラウス
“プリーズ・リード・ザ・レター”
【年間最優秀アルバム】
ロバート・プラント&アリソン・クラウス
『レイジング・サンド』
【年間最優秀楽曲】
コールドプレイ
“美しき生命”
【最優秀新人賞】
アデル
【最優秀ロック・アルバム】
コールドプレイ
『美しき生命』
【最優秀オルタナティヴ・アルバム】
レディオヘッド
『イン・レインボウズ』
【最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム】
ダフィー
『ロックフェリー』
【最優秀エレクトロニック・ダンス・アルバム】
ダフトパンク
『アライヴ2007』
【最優秀ラップ・アルバム】
リル・ウェイン
『カーターIII』
【最優秀R&Bアルバム】
ジェニファー・ハドソン
『ジェニファー・ハドソン』
【最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオ、グループ)部門】
コールドプレイ
“美しき生命”
【最優秀男性ポップ・ヴォーカル(ソロ)部門】
ジョン・メイヤー
“セイ”
【最優秀女性ポップ・ヴォーカル部門】
アデル
“チェイシング・ペイヴメンツ”
【最優秀ロック・パフォーマンス(ソロ)部門】
ジョン・メイヤー
“グラヴィティ”
【最優秀ロック・パフォーマンス(デュオ、グループ)部門】
キングス・オブ・レオン
“セックス・オン・ファイア”
【最優秀ハード・ロック・パフォーマンス】
マーズ・ヴォルタ
“ワックス・シムラクラ”
【最優秀メタル・パフォーマンス】
メタリカ
“マイ・アポカリプス”
【最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス】
ザッパ・プレイズ・ザッパ・フィーチャリング・スティーヴ・ヴァイ&ナポレオン・マーフィー・ブロック
“ピーチズ・エン・レガリア”
【最優秀ラップ・パフォーマンス】
リル・ウェイン
“ア・ミリー”
【最優秀ラップ・パフォーマンス(デュオ、グループ)部門】
ジェイ・Z&T.I.フィーチャリング・カニエ・ウェスト&リル・ウェイン
“スワッガー・ライク・アス”
【最優秀R&Bヴォーカル・パフォーマンス】
ニーヨ
“ミス・インディペンデント”
【最優秀女性R&Bヴォーカル・パフォーマンス】
アリシア・キーズ
“スーパーウーマン”
【最優秀ロック・ソング】
“ガールズ・イン・ゼア・サマー・クローズ”
ブルース・スプリングスティーン
【最優秀R&Bソング】
“ミス・インディペンデント”
ニーヨ
【最優秀ラップ・ソング】
“ロリポップ”
リル・ウェイン
その他詳細はオフィシャル・サイトをご確認ください。
第51回グラミー賞受賞者発表 最優秀レコード賞はロバート・プラント&アリソン・クラウスに
2009.02.09 18:47