アイルランドのMuseum Of Style Iconsで開催されているカート・コバーンの展覧会、「Growing Up Kurt Cobain」に出席したカート・コバーンの母ウェンディが、ニルヴァーナの“Smells Like Teen Spirit”を初めて聴いた時のエピソードを語っている。
ウェンディは“Smells Like Teen Spirit”を聴くなり自分の息子がスーパースターになると確信したのだと、以下のように語っている。
バスルームで化粧をしていたら、突然“Teen Spirit”が聴こえてきて、思わずバスルームを飛び出したのよ。
カートはリビングにいて、白のブリーフ姿でソファのそばに座っていた。私はソファの端に座って、腕の毛が逆立つのを感じて、胸が苦しくなったわ。
私は、「カート、あなた一体どうするの? この曲はあなたを月まで連れて行くわよ! 何もかも変えてしまう」と言ったわ。
そして彼に「でもね、あなたはまだ準備ができていないと思う。この曲はとんでもないことになる! 大ヒットするわよ!」と警告したの。そしたらカートは「そんな、ありがとう」と言ってね。
私が「あなたには手に負えないと思うわ」と言うと、彼は「お母さん! あなたって本当に僕のお母さんだね!」って。そしたら彼の義父がカートの方を見て、「いやカート、これは本当にとんでもないことになる。弁護士を雇った方がいいぞ!」って言ったのよ。
同インタビューの映像は、米メディア「Shemaroo Holly Bytes」の公式YouTubeで公開されている。