昨年10月に『マスセダクション』をリリースしたセイント・ヴィンセントが、同作のピアノを主体としたバージョンを新たにアルバム『MassEducation』として10月12日にリリースすることがわかった。
「Pitchfork」によると、セイント・ヴィンセントは同新作を、長年のコラボレーターであるダヴマンことトーマス・バートレットと共にピアノで録音したという。
『マスセダクション』のミックス中に2日間で録音されたというこの新作は、『マスセダクション』を「イメージし直した」作品だということだ。
トラックリストには、最近リリースされた“Slow Slow Disco”も含まれている。また、収録曲“Savior”の音源もすでに公開されている。
なお、セイント・ヴィンセントは同新作のリリースに際し直筆の手紙を発表しており、その中で新作について以下のように述べている。
私たちはリハーサルもせず、曲へのアプローチ方法を話し合ったりもせず、その代わりに、2〜3回ライブ・テイクを録り、そのなかで一番いいものを選び、その場のフィーリングを信じました。
そしてここに、2人の親しい友人が、ニューヨークの終わりなき夜を過ごすことでしかわからない暗黙の了解のもと、共に曲を演奏しているアルバムができました。楽しんで。
『MassEducation』のトラックリストは以下。
1 Slow Disco
2 Savior
3 Masseduction
4 Sugarboy
5 Fear the Future
6 Smoking Section
7 Los Ageless
8 New York
9 Young Lover
10 Happy Birthday, Johnny
11 Pills
12 Hang On Me