ジョイ・ディヴィジョン、ニュー・オーダーの元ベーシストであるピーター・フックが、数百点におよぶ自身のコレクションを売却することが明らかとなった。
「NME」によると、フックは3月に行われる予定のチャリティ・オークションに自身のコレクションを出品し、その売上の一部をCALM(男性の自殺撲滅キャンペーン)、Epilepsy Society(英てんかん協会)、The Christie(在マンチェスターのがんセンター)などに寄付するという。
このオークションには、フックがファクトリー・レコード倒産後に残していたという、事務所の屋根裏に置かれていたハッピー・マンデーズが壊したとされる会議用テーブルも出品されるとのことだ。
オークションでは他にも、フックが最初に使用していたベース、ギブソンEB-0のレプリカや、ロキシー・ミュージック、レッド・ツェッペリン、イギー・ポップ、デヴィッド・ボウイ、マンチェスターのフリー・トレード・ホールで行なわれたセックス・ピストルズの伝説的なライブのチケットなども出品される。
なお、「Manchester Evening News」のインタビューに答えたフックは今回のオークションへの出品について「このコレクションのキュレーターとしての僕の役目は終わった。今度は他の人たちが見たり楽しんだりする番だ」と語っているという。
また、ニュー・オーダーは4月5日に1stアルバム『ムーヴメント』のボックス・セットをリリースする予定だ。