デイヴ・グロール、ニルヴァーナ&フーファイについて語る。「“Smells Like Teen Spirit”ほど俺の人生を変えた物はない」


ニルヴァーナのドラマーで、現在フー・ファイターズでフロントマンを務めるデイヴ・グロールが思い出の曲について語り、また、「ニルヴァーナが終わった後、音楽をやりたいと思わなかった」と明かしていることがわかった。

The Guardian」によると、ニルヴァーナの「運命を変えた」楽曲“Smells Like Teen Spirit”について、デイヴは次のように語っていたという。

“Smells Like Teen Spirit”ほど俺の人生を変えた物はないね。

(作曲の作業について)俺たちはプレイしながら、お互い最大に声を張り上げて話してた。俺はカート(・コバーン)の足がディストーション・ペダルをオフに近づけるが見えたから、いつコーラスが来るのか分かってたよ。メンバーはお互いのボディ・ランゲージを見て、曲が最高潮に達して爆発したのさ。


この曲がアンセムだとは思わない。(中略)ときの声みたいな曲を狙った訳じゃなかったし、パズルの1ピースだったんだ。高校の体育館で暴れたくないティーンエイジャーなんているか? みんな同じさ。ある時点で俺たちは頭を垂れたままライブで演奏して、バンドの期待は高くなかった。全然ね。カートのソファで寝なくても済むように、俺が欲しかったのは自分のアパートだけだったよ。




そして、フー・ファイターズの楽曲“Alone + Easy Target”(1995年)について語る中で「ニルヴァーナが終わった後音楽をやりたいと思わなかった」とコメントしている。

自分がバンドのシンガーになるなんて想像もしてなかった。ニルヴァーナが終わった後、俺は音楽をやりたくなかったし、他のバンドのドラマーにも絶対になりたくなかった。フー・ファイターズは、ニルヴァーナの忘れ形見になるとわかってた。バンドを誇りに思ってるよ。

ニルヴァーナは俺の人生を永遠に変えたけど、そこから時々逃げ出したくなったよ。楽器を手に取ることも、ラジオをつけることすら悲しかったから、いつも自分がやってきたことをやるべきだって悟ったんだ。地下室へ行って、一人でアルバムをレコーディングするっていうね。それは、俺の心を再び動かしてくれるかもしれないものだったんだ。



なお、フー・ファイターズのドラマー、テイラー・ホーキンスがインタビューに答え、「イヴ・グロールから聞いた話によると、奴が取り組んでるデモがたくさんあって、このツアーが終わったらアルバムに取り掛かるんじゃないかな」と語っていた