「Radio X」によると、現地時間8月31日の「Pasadena Daydream Festival」への出演に先立ち「Los Angeles Times」の取材に答えたスミスは、来週再びスタジオに入り、バンドにとって14枚目となるスタジオ・アルバムのボーカルを仕上げるとコメントしたという。
さらに、アルバムのサウンドは家族との死別に影響を受けたとして、以下のように話したそうだ。
よりダークな側面が出たことは間違いないよ。僕は近年母と父と兄を亡くしていて、当然ながらその影響はあった。
でもだからってひたすら真っ暗で気が滅入るっていうわけじゃない。いくつもの音の風景が広がっていると思うよ、まあ『ディスインテグレーション』みたいな感じと言えるかな。大きなパレット、大きなサウンドの波を生み出そうとしてたんだ。
また、2018年に英ロンドンで開催された「Meltdown Festival」でキュレーションを経験し、2008年の『4:13 ドリーム』を録って以降はじめてスタジオに入ろうと思った経緯についても語ったそうだ。
「Meltdown Festival」でキュレーションをして、最近の音楽を聴いていないことに気がついた。そこから、とにかく何も考えずにいろんなバンドを聴いてみたり、そのバンド・メンバーに実際に会って話したりした。
そしたら、俺の中でスイッチが入った。頭の中で「もう一度これがやりたい」ってね。正直、自分でも少し驚いたよ。このことを他の人に話しても、本当に俺たちがレコーディングを始めるまで誰も信じなかったし。
そして、現在制作しているアルバムはアポロ11号の月面着陸から50周年という報道にインスパイアされており、タイトルは『Live From The Moon』だと明かしたとのこと。
なお、バンド結成40周年を記念して、2本のコンサート・フィルムを収めた映像作品『40 LIVE - CURÆTION-25 + ANNIVERSARY』をリリースすると発表していた。