アイアン・メイデンやディープ・パープル、ブラック・サバスのアルバムをプロデュースしたことで知られるマーティン・バーチが逝去。71歳だった。
バーチは、アイアン・メイデンが1981年にリリースした『キラーズ』から1992年にリリースした『フィア・オブ・ザ・ダーク』までの、同バンドの全てのアルバムにおいてプロデューサーを担当。また、ディープ・パープルの『嵐の使者(原題:Stormbringer)』や『カム・テイスト・ザ・バンド』、フリートウッド・マックの『ペンギン』なども手掛けた。
訃報を受け、アーティストが追悼の意を捧げている。
ホワイト・スネイクのデイヴィッド・カヴァデール
「非常に残念だが、私の親愛なる友人でプロデューサーのマーティン・バーチが亡くなったことを確認したばかりだ……。マーティンは私の人生で大きな役割を担い、初めて私たちが出会ったときから、『スライド・イット・イン』(ホワイト・スネイクの6枚目のアルバム)まで私に手を差し伸べてくれた……。彼の家族と友人、ファンに私の想いと祈りを捧げたい……」
トニー・アイオミ(ブラック・サバス)
「マーティン・バーチが亡くなったという悲しいニュースを耳にして、大きなショックを受けた。マーティンは素晴らしい人で優れたプロデューサーだった。彼はサバスのために、『ヘヴン&ヘル』と『悪魔の掟(原題:The Mob Rules)』をプロデュースしてくれた。彼のことをずっと恋しく思うだろう。彼の家族にお悔みを伝えたい。安らかに眠ってくれ。トニー」
アイアン・メイデン
「安らかに眠ってくれ、マーティン・バーチ(1948~2020年)。多くのニックネームを持つ男……。そして、まさにバンドが一緒に仕事をした人のなかで、最高の人物の一人だった」