ポール・マッカートニーが「約40年前に起きたジョン・レノン殺害の事実を受け止めるのは、今でも難しい」と胸の内を語っていることがわかった。
「The New York Times」のインタビューを報じた「Ultimate Classic Rock」によると、12月8日で丸40年を迎えるジョンの死について考えるのは「難しい」とポールは述べ、次のように語っていたという。
「すごく感情的になってしまって、ちゃんとジョンの死について考えられない。葛藤してるよ。怒りや悲しみ以外に、どんな感情があるっていうんだ? どの死別も同じで、唯一の慰めはどれだけジョンと楽しく過ごしたかを思い出すことだ。
ジョンが殺された事実を乗り越えられない。そのことは考えられないんだ。それは、何らかの否定したい気持ちの表れだろうね。だけど、現実逃避はジョンの死に対処する唯一の方法なんだ」
また、ジョンの生誕80年を祝した英BBCの特別番組でジョンの息子であるショーン・レノンと対談したことにも触れ、いかにジョンがクールだったかについての想い出を語れて良かったとも述べていたとのこと。
そのショーンとの会話でポールは、「今ではファンのように振り返ってるよ。バスから降りてきた奇妙な不良少年と出会えて、なんてラッキーだったんだってね。ジョンは僕と同じように音楽を演奏し、僕たちは一緒になってお互いを補い合ってたんだ!」と語っていた。
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