レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが、人種差別問題をテーマにした短編ドキュメンタリー『Killing In Thy Name』を公開した。
「Kerrang!」によると、このドキュメンタリーは国際的なアーティスト集団「The Ummah Chroma(有色人種のコミュニティという意味)」とのコラボレーション。バンドの楽曲“Killing In The Name”が全編を通して使用されている。
ドキュメンタリーは、メンバーによる過去のインタビュー映像と、米国における人種差別問題の歴史について、生徒に教える教師を追った映像で構成されているとのこと。
そのインタビューで、フロントマンのザック・デ・ラ・ロッチャは「アメリカに住むということは、世界の歴史において最も残忍な社会に住むということだ。ネイティブ・アメリカンの大虐殺を受け継ぎ、奴隷制に加担した国だからな」とコメントしている。
また、ギタリストのトム・モレロは次のように語っている。
「俺の母親(メアリー)は急進的な意見を持った白人女性だ。母は保守的な高校で30年間にわたり、体制に挑むよう生徒を感化する革新的な教師だった。いつも母は自分の言動により、人種差別を無視してはならず、立ち向かわなければならないと教えていた」
ドキュメンタリー作品『Killing In Thy Name』は、以下で観ることができる。
https://www.youtube.com/watch?v=5lnTvwdoQFw&feature=emb_title
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