エミネム、Z世代からキャンセル・カルチャーの標的にされるも“Tone Deaf”のリリック・ビデオで反撃!

エミネム、Z世代からキャンセル・カルチャーの標的にされるも“Tone Deaf”のリリック・ビデオで反撃!

最近、エミネムがZ世代(1990年代後半~2000年生まれの若者)からキャンセル・カルチャーのターゲットになっていることを受け、“Tone Deaf”のリリック・ビデオで反撃していることがわかった。「Consequence of Sound」が報じている。

キャンセル・カルチャーとは、個人や団体などが掲げる思想や言動などを取り上げて問題視し、不買運動などを呼びかける「文化的なボイコット」のこと。

これまでにエミネムの曲の歌詞には、同性愛嫌悪や女性差別などを示唆するリリックが数多く登場してきた。だが、それは彼の化身であるスリム・シェイディとステージ・ネームであるエミネムの言葉であり、本人マーシャル・マザーズはそういったリリックと対極する立場にいると考えられている。

しかし、Z世代はエミネムのリリックだけを聴き、それが彼自身の意見だと捉えてボイコットしているのだという。特に、エミネムがリアーナとコラボした曲“Love the Way You Lie”のリリック《If she ever tries to fucking leave again / I’mma tie her to the bed and set this house on fire(もし、彼女が再び去ろうとしたら俺はベッドに彼女を縛り付けて、この家に火を放ってやる)》などが槍玉に挙がっているとのこと。


Z世代から標的にされたエミネムだが、エミネム側も昨年リリースした新作『Music To Be Murdered By - Side B』の収録曲“Tone Deaf”のリリック・ビデオをリリースして反撃に出ている。


このリリック・ビデオをTwitterに投稿したエミネムは、自分がキャンセル・カルチャーのターゲットになっていることについて、「俺は白髪になっても止めない(俺はトーン・デフだからな)。奴らが俺をキャンセルするまで止めないからだ」とツイートしている。

なお、昨年12月にエミネムは、リアーナを暴行したクリス・ブラウンの事件を取り上げた未発表曲“Things Get Worse”がリークされ、「クリスの味方だ」とラップしたリリックが物議を醸した後、新曲“Zeus”の中でリアーナに謝罪していた。



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