ニルヴァーナのベーシストだったクリス・ノヴォゼリックが、初めてデイヴ・グロールが参加してジャムった日を振り返り、「すぐに絆を感じた」と語っている。
「Uncut」のインタビューを報じた「Ultimate Classic Rock」によると、フロントマンの故カート・コバーンと、1991年にリリースされたニルヴァーナのアルバム『Nevermind』の収録前にバンドに加入したドラマーのデイヴ・グロールの3人で初めてジャムった日について語ったという。
「ジャムは自然でサウンドも良かったし、すぐにしっくりきたよ。ぎこちなさはなかった。デイヴは本当に優れたミュージシャンだし、彼が難しいところを上手く対処して、もしくは俺たちが彼に合わせた。どっちにしろジャムは自然な感じだったし、デイヴは付き合いやすい奴だった。
彼はカートと同居することになったと思うけど、カートと一緒にアパートに引っ越すなんてすごい勇気だよ」
そしてクリスは、『Nevermind』の制作過程についても語った。
「バンドにはいくつか曲があった。その場で作った曲もあれば、他にカートが持ってたアイディアもあったし、俺たちはリハーサルに真剣に取り組んだよ。
俺たちにはタコマに借りた納屋があって。そこは誰かがスタジオにしようとしてて中途半端な状態だったけど、リハーサルするにはまともな場所だった。俺たちはそこへ行って、真剣に曲に取り組んだんだ」
なお、米配信サービスParamount+でストリーミングされているデイヴのドキュメンタリー番組『From Cradle to Stage(原題)』で、デイヴが『Nevermind』のドラムは往年のディスコ・バンドの模倣だと明かしていた。
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