マイケル・ジャクソン「『スリラー』は最低のゴミだった」

マイケル・ジャクソンが1982年の代表作『スリラー』の最初のミックスは「ゴミ」で「最低」だったと考えていたことが、このたび新たに発見されたインタビューで明らかになった。

イギリスのタブロイド紙ニュース・オブ・ザ・ワールドが掲載したこの1980年代のインタビューの中で、マイケルはクインシー・ジョーンズがプロデュースしたこのアルバムを処分することも考えたが、子どもたちの遊ぶ姿を見て考え直したと語っている。

「『スリラー』はゴミみたいに聴こえた。ミックスは最低だった」と彼は話している。「アルバム全体を聴いたときは泣いたよ……赤ん坊みたいに泣きじゃくったんだ。部屋を飛び出して、『こんなものはリリースしない』って言ったよ」

だが学校の子どもたちを見て気を取り直したとマイケルは続ける。「スタジオのメンテナンス係の1人が自転車を持っていたから、それに乗って近くの校庭まで行ってみた。子どもたちが遊んでいるのを見ていたんだ。(スタジオに)戻ったときは世界制覇してやろうって気分だったね。スタジオに入って、曲を完成させた」

マイケルが6月に亡くなって以来、これ以外にもいくつかのインタビュー・テープが発見されている。最近発見されたユダヤ教司祭のシュムリー・ボテアックとのインタビューでは、マイケルはもしヒトラーに会えていたら彼のことを変えることができただろうと話している。

(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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