エリック・クラプトンを中心とする伝説のスーパーバンド、クリーム。ベースのジャック・ブルースが先頃語ったところによると、これまで何度となく囁かれてきたクリームの再結成の可能性は完全になくなったそうだ。
66年に結成してからわずか2年で解散したクリームだが、05年に再結成ライブを行い、ジャック・ブルース、エリック・クラプトン、そしてジンジャー・ベイカーが39年ぶりに一堂に会すという一幕も過去にはあった(93年のロックンロール・ホール・オブ・フェイムの授賞式でも3曲演奏したことがある)。
その後、07年にブルースは本格的な再結成も可能性として考えられると語っていたが、結局は実現しないままになっていた。
そして、今回、クリームが再結成することはもう二度とないとブルースは明らかにした。「新しい展開があったよ。つまり、クリームは完全に終わったっていうことだね」とブルースはBBCに語った。
実はこの時、ブルースは自伝『Composing Himself』についての取材を受けていて、話がクリームの再結成にも及んでそう語ったそう。自伝は山あり谷ありの自身のキャリア、家族の不幸、そして、ドラッグ中毒の苦しみなどを振り返った内容になっている。
さらに、現時点ではまったく新しいプロジェクトにとりかかっているという。「あまりにも熱が入ってて、ちょっとここで話すわけにはまだいかないんだよ」とブルースは付け加えた。「でも、これまでやってきたもののなかで一番刺激的なプロジェクトなんだ」とか。
(c) NME.COM / IPC Media 2010
ジャック・ブルース、「クリームの再結成は2度とない」と宣言
2010.04.12 15:00