メアリー・J・ブライジが伝説のジャズ・ボーカリスト、ニーナ・シモンの伝記映画に主演することになった。
ジョディ・フォスター主演の『ブレイブ・ワン』を手掛けたシンシア・モートが脚本を手掛けていてタイトルは『Nina』となっているが、監督はまだ発表されていない。メアリーは今年の秋から撮影に入るとのこと。
ビルボード誌によると、物語はニーナの晩年にスポットを当てたものになっているようで、ニーナのアシスタントを務めていたクリフトン・ヘンダーソンとニーナの関係を描いたものになっているそうだ。ヘンダーソン役は『ラスト・キング・オブ・スコットランド』などに出演していたデヴィッド・オイェロウォが演じることになる。
ニーナはジャズをベースにしたバラードなどで知られ、また60年代において差別を真正面から糾弾する曲を書いたことでも有名で、その格調高いパフォーマンスから「ソウルの司祭」とも呼ばれた。ミューズなども01年の『オリジン・オブ・シンメトリー』でニーナの“フィーリング・グッド”をカバーしている。