レディー・ガガらのPCをハッキングした少年2人が新聞で謝罪広告

09年作 『ザ・モンスター』

ドイツの10代の少年がレディー・ガガ、ジャスティン・ティンバーレイク、ケシャらのコンピューターにハッキングしていたことを明かし、新聞に謝罪広告を掲載した。

デニズAとしか身元のわからないこの少年はもうひとりの10代の少年クリスチャンMとコンビを組み、トロイの馬として知られるウィルス・プログラムを使って有名人のPCに侵入したと明らかにしている。2人は未完成の楽曲も奪い、オンラインで売りさばいて1万ユーロ(約112万円)ほど稼いだという。

また2人はハッキングされたミュージシャンの一部から訴えも起こされていて、そのミュージシャンはケシャだと目されている。2人は「性的に妥協を強いられる写真」でケシャ側をゆすろうとした疑いをかけられている。

2人はMP3ファイルにトロイの馬を忍ばせて、各ミュージシャンのオフィシャルなメール・アドレスやそれぞれのマネージャーやレコード会社にも送りつけ、その後、各アーティストの個人的なファイルへのハッキングに成功したとか。

デニズAはドイツのビルド紙に一面広告を掲載し、そこで自分のしたことについて謝罪した。

「自分のしたことを恥じています」とデニズAは述べている。「結果をまったく考えていませんでした。ここまでいってしまうとは思っていませんでした」。

ドイツの警察ではいまだ証拠の捜索中で、まだ2人の立件には至っていないという。しかし、デュイスブルグ検察のロルフ・ハフェルカム検事によれば、すでに資料は分厚い電話帳2冊分ほど集まっているという。

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