レディー・ガガ、ニュー・シングル“Judas”のビデオをめぐって早くも批判を受ける

5月23日発売 『ボーン・ディス・ウェイ』

5月23日に待望のセカンド『ボーン・ディス・ウェイ』がリリースされるレディー・ガガだが、“ボーン・ディス・ウェイ”に次ぐセカンド・シングルとして予定されている“Judas”のビデオについて、ビデオの公開前からすでに宗教団体などからの批判を受けている。

サン誌などが報じているところによると、このビデオは聖書に登場する聖人で娼婦出身と解釈されることの多いマグダラのマリアをモチーフにしているようで、俳優のノーマン・リーダスがユダ役に扮しているという。

また、レディー・ガガは“Gagavision #41”というタイトルの特報動画を先頃リリースしていて、このなかでビデオ撮影用に用意していると思われるレディー・ガガのニュー・ルックや、レディー・ガガのライブ会場へ抗議に駆けつけたキリスト教系信者の姿などを紹介している。

動画では、“Judas”のビデオ・クリップの全容は4月19日に明らかになると発表していて最後の方でレディー・ガガの声で「“Judas”いよいよ発表。文化における洗礼にとりかかれ」という言葉が語られる。

ただ、カトリック系の人権団体であるカトリック・リーグは今回のビデオが4月24日にあたる今年の復活祭にぶつけて話題を煽ろうとしたものだと批判している。団体の会長であるビル・ドナヒューは「本当の才能というものを持っている人もいますが、その一方でレディー・ガガのような存在もいます。レディー・ガガがなにかをやるにつけくだらないものとしか思えてきません」と語っている。

「自身のパフォーマンスを盛り上げるのにこれしかやり口がみつからないのでしょうか。これは偶然ではないのです。わたしたちは近く復活祭とその前の受難週という敬虔な時期を迎えることになるのですから」

レディー・ガガの“ボーン・ディス・ウェイ”も先月、同性愛を助長する内容の歌詞がマレーシアの風紀を乱す可能性があるとして放送用の音源が修正されている。

“Gagavision #41”を観るにはこちらから(
http://www.youtube.com/watch?v=wrOYFZwmMUM&feature=player_embedded)

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