ビーディ・アイのアンディ・ベル、オアシスの解散についてノエル・ギャラガーは嘘をついていると語る

ビーディ・アイ『ディファレント・ギア、スティル・スピーディング』

元オアシスでビーディ・アイのギタリストを務めるアンディ・ベルはオアシスの解散をめぐるノエル・ギャラガーのコメントに対してジャパン・タイムス紙で反論している。

ノエルは7月に行った記者会見で2009年にV・フェスティヴァルへの出演をキャンセルしたのはリアムが二日酔だったからだったと語り、さらにオアシスの解散のきっかけとなったのはオアシスのツアー・プログラムにリアムがプリティ・グリーンの広告を入れたがったからだとも語っていたが、アンディはこのどちらについても否定している。

オアシスの解散についてアンディは次のように説明している。

「まったくひどいよね。ノエルはいろんなことで嘘をついてるよ。プリティ・グリーンについての言いがかりも嘘だし、V・フェスティヴァルをリアムが喉頭炎を装ってたっていうのも嘘だし。それとも、ノエルは本当だって本気で思ってるってことなのかな。ノエルの頭の中でなにがどうなってるのかはよくわからないよ。でも、ノエルのことは知ってるから、あれをみてがっかりしたっていうことはないね。あれがノエルだってわかってるから。ノエルはプレスを手玉に取るのがうまいんだ。そうやってずっとプレスを使ってきたからね。プレスとかインタビューとかはぼくたちには二の次のことで、それはノエルが好きなことだったんだ」

さらにアンディは人々が最終的にどちらの肩を持とうが構わないが、最終的にオアシスの大部分がビーディ・アイとして残ったということが大きな説得力を持つはずだと語った。

「あれは全部、ノエルがいかにもノエルとして語ってるんだよ。ぼくたちのうち3人があの部屋にはいたけれども、プリティ・グリーンとはなんの関係のないことだったからね。もうこれ以上油に火を注ぐようなことはしたくないけど。でも、ぼくが残ったバンドにはリアム、ゲム、クリス、同じマネジメント、同じツアー・スタッフが揃ってるっていう、そういうことだよ。ただ、ノエルにはそれと同時にがんばってほしいとも思ってるよ。ノエルには幸せになってほしいし」

さらにノエルの脱退後に残りのメンバーと活動を続けていくことを決心した経緯もアンディはこう語っている。「みんなでホテルへ車で戻って、ビールを何杯か飲んで、しばらく一緒にいてから、これからも一緒に演奏するのをやめることはないって決心したんだよ。ノエルがやめたからってそれで終わりだってことにはならないってみんなで賛成したんだ」。

ただ、記事中アンディはリアムがギターを振り回してノエルを威嚇したなどといったことについては否定もしていない。


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