ホイットニー・ヒューストンの葬儀を欠席したアリサ・フランクリン、招待されてなかったわけではないと語る

ホイットニー・ヒューストンの葬儀を欠席したアリサ・フランクリン、招待されてなかったわけではないと語る - ホイットニー・ヒューストン 2009年作『アイ・ルック・トゥ・ユー』ホイットニー・ヒューストン 2009年作『アイ・ルック・トゥ・ユー』

2月11日に急死したホイットニー・ヒューストンの葬儀に名付け親だった重鎮アリサ・フランクリンが欠席したことに対してさまざまな憶測が流れたが、アリサは葬儀にはきちんと招待されていたが、足の痙攣発作に襲われたため急遽参列を見送ったと明らかにしている。

しかし、アレサの土壇場での欠席はアリサとホイットニーの母シシーとの間の不仲によるものではないかという憶測を呼び、特にテレビの朝のワイド・ショー『トゥデイ・ショー』でのアリサのコメントがきっかけに言い争いになったのではないかという噂を巻き起こしていた。

番組でアリサは次のように語っていた。「子供が大人になって家から送り出す時には親っていうのは本当にしっかり子供と話し合わなきゃだめだと思うの。しっかり心の準備ができた状態で送り出さなきゃだめなのよ、本当にね。ホイットニーはまっとうなものがすべて揃った実家を旅立ったわけだから」。

その後、AP通信との取材に対してアリサはこの時のコメントが文脈から抜き出されて引用されて間違った印象を与えていると説明している。

「シシー・ヒューストンとわたしはもうかれこれ50年の友達になるんですよ。葬儀については招待状と駐車券をそれぞれ4枚ずつ送ってもらっていました。シシーはこんなつまらない詮索は必要としていないし、それはわたしも同じです。特にこんな時期にはね」

「わたしくらいシシーのことをよく知っていれば、ホイットニーがちゃんとまっとうに家を出たことくらいよくわかってます。わたしは一般的な話をしていたのであって、これから音楽業界を目指そうと思う若い人たちに向けてよかれと思って話したことなんです。特に誰っていう話をしていたわけではないんですから」

ちなみに報道では「ホイットニーはまっとうなものがすべて揃った実家を旅立ったわけだから」というコメントが「ホイットニーはまっとうなものをすべて実家に置いて旅立ったわけだから」という含みを持って曲解されていたようだ。

ホイットニーの葬儀は2月18日にニュージャージー州ニューアークのニューホープ・バプテスト教会で執り行われ、スティーヴィー・ワンダー、R・ケリー、アリシア・キーズらが参列した。

元夫のボビー・ブラウンは取り巻きを引き連れて式に到着したが、その20分後、式の開始直後に荒々しい様子で式場をSUV車で後にしたというが、その数分後にボビーは通用口から式に戻ったという。

ホイットニーは2月11日に出演を予定していたグラミー賞前夜祭が行われた会場となったホテルの寝室のバスタブで息絶えていたところを発見された。享年48歳だった。これまで抗不安剤などの処方薬の濫用とアルコールとの混用が原因で死に至ったのではないかとされているが、警察は死因が特定できるまでには8週間近く時間を要するかもしれないと発表している。また、警察の報道官は、処方薬などは確かに寝室に残されてはいたが、それが死因に実際に繋がったという見方はまだ「噂や臆測の域を出ていない」としている。


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