高橋優、8月公開映画『桐島、部活やめるってよ』の主題歌「陽はまた昇る」を書き下ろし

高橋優、8月公開映画『桐島、部活やめるってよ』の主題歌「陽はまた昇る」を書き下ろし

高橋優が、8月11日公開映画『桐島、部活やめるってよ』の主題歌を書き下ろしたことが発表された。これは彼にとって初の試みで、タイトルは「陽はまた昇る」。

この映画の原作は、大学在学中に第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウのベストセラー小説。監督は『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』で数々の賞を受賞した吉田大八。主演には神木隆之介を迎え、橋本愛ほか600人を超えるオーディションから選抜された新人俳優たちが結集している。

高橋優が自ら高知県で行われた撮影現場を訪問し、肌で感じた雰囲気を持ち帰って制作したというこの曲について、彼はこのようにコメントしている。

日常の中を強く逞しく飄々と生きていけたらいいけれど、周囲の目や様々な不信感が邪魔をしてなかなかそうあれない。弱い自分がすぐ顔を出す。それでも尚、嘆きながらでも挫けながらでも這いつくばってでも、僕らは生きていけるはず。それでも尚、今というときは尊いはず。僕らの日々に陽はまた昇るはず。

そして、プロデューサーの佐藤貴博は主題歌の書き下ろしに彼を起用した理由を、以下のように説明している。

ラジオのリスナーからの言葉を受けて作り上げられた高橋優さんの「福笑い」。その出来上がるまでのメイキングと、完成した”歌”を聞いた時に、なんて言葉を大事にしている人なんだろう、なんて心に響く言葉を”歌”で伝えられる人なんだろうと感動しました。ライブでも、強く真っ直ぐに言葉を投げかける刺激的な激しさと、観客と一体となる温かさを併せ持っていて、高橋優というアーティストの持つ底知れぬ強さと優しさを感じました。映画『桐島、部活やめるってよ』は、閉塞感の中で足掻く高校生達の物語です。しかし、そこで描かれる感情は、高校生だけでなく社会に出た大人たちも共感できる想いが詰まっています。そんな答えの出ない感情が渦巻く映画のエンディングには、おざなりの甘い言葉を並べてはいけない。簡単に正解を与えるのではなく、自らで答えを勝ち取ろうとする”力”を与える”歌”が必要だと思い、辿りついたのが高橋優さんでした。我々の思いに賛同してくれた高橋氏は高知の撮影現場にも見学に来て、そこで必死に演じる若者たちにも触れてくれました。吉田監督ともディスカッションを交わし、監督スタッフの思い、若い役者たちの思いを受けて、「陽はまた昇る」を書き下ろしてくれました。まさにこの映画を締めくくるにふさわしい”歌”です。高橋優の強く優しい”歌”を映画とともに、早く皆様に感じていただきたいです。

この楽曲のリリースについては、現在のところ未定となっている。

<映画情報>
【原作】 朝井リョウ(第22回小説すばる新人賞受賞)
【監督】 吉田大八
【脚本】 喜安浩平、吉田大八
【出演】 神木隆之介、橋本愛、大後寿々花ほか
【企画・製作】 日本テレビ放送網
【配給】 ショウゲート
【コピーライト】 ©2012「桐島」映画部 ©朝井リョウ/集英社
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