1964 年にザ・ビートルズがアメリカで初めて行ったライヴ公演の模様がアメリカで5月17日と22日に限定的に劇場公開される。
『The Beatles: The Lost Concert』は1964年にビートルズが初めて渡米した際に行った最初のライヴとなった公演の内容をすべて収録している。この映像は公演のひと月後にアメリカで限定的に劇場公開されたが、その後はまったく公開されたことがなかったとか。今回映像と音の修復を経て、当時の初渡米の騒動を振り返るドキュンメタリーと合わせて公開されることが決定した。なお、ドキュメンタリーではチャック・ベリー、エアロスミスのスティーヴン・タイラーとジョー・ペリー、マーク・ロンソン、ザ・ストロークスのアルバート・ハモンド・ジュニアやニック・ヴァレンシらがそれぞれに取材に応えている。
ビートルズは1964年にアメリカに渡り、2月9日にニューヨークで『エド・サリヴァン・ショー』に初出演を実現し、アメリカでのビートルマニア勃発に火を点けることになったが、バンドはその2日後の11日にワシントンDCのワシントン・コロシアムでアメリカにおける初のライヴ公演を行った。この時の公演は30分強にわたって12曲を演奏したという内容で、8台のカメラを使って現場で編集も行った映像が今回のライヴ・ドキュメンタリーに収録されたライヴ映像になっているそうだ。ビートルマニアが本格化する前の、ビートルズの演奏が爆発的にパワフルだった頃のパフォーマンスをうかがわせる映像になっていることはまず間違いない。
なお、この時のその後の滞在でビートルズはニューヨークのカーネギー・ホールでもライヴを行い、『エド・サリヴァン・ショー』への2度目の出演もフロリダ州マイアミから実現させた。
『The Beatles: The Lost Concert』の予告編はこちらから→
http://vimeo.com/39529074