ローリング・ストーンズのミック・ジャガー、ロックの教訓10ヶ条をテレビ番組で発表


ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーは12月11日にトーク番組『レイト・ナイト・ウィズ・デヴィッド・レターマン』に出演して、「この50年ロックンロールで身を立ててきて学んだ教訓10箇条」を発表している。

その中でミックは自身のことをもじったマルーン5のシングル曲"ムーヴス・ライク・ジャガー"について「"ムーヴス・ライク・ジャガー"なんていう曲を誰かに書かれても一銭も自分は儲からない」と薫陶を垂れている。そのほかにもミックは「誰も自分たちの新作の曲など聴きたいとは思っていない」、あるいは「フィル・スペクターが勧める人物と懇意になってはいけない」などの戒めを明かしている。

そのほかにも「ライヴで『ハ~イ! シアトル!』と叫ぶ前にちゃんとシアトルにいるのかどうか確認しよう」などの教訓を明らかにした後、最も重要な教訓として「そもそもロックンロールはセックスをしてドラッグをキメたいから始めるものなのに、いつの間にか薬を飲まないとロックンロールもセックスもできなくなってしまっているものだ」というものを挙げている。

なお、今回の出演を収録したニューヨークのエド・サリヴァン・シアターは1964年にストーンズが出演した『エド・サリヴァン・ショー』の放送が行われた会場でもあった。

ストーンズはその翌日、ハリケーン・サンディ被害支援ライヴの121212コンサートに出演し、13日と15日にはニュージャージー州ニューアークで活動50周年記念ライヴを予定している。

なお、ストーンズのキース・リチャーズはグラストンベリー・フェスティヴァルのヘッドライナーをぜひ務めてみたいと語っていて、グラストンベリー出演説について「そいつはいいねえ」と口にした後で次のように語っている。

「それをやらないまんまに終わったら本当に死にきれないだろうなあ。つまり、やりたいってことだよ。でもさ、来年のことは現時点で俺はなにも知らないんだ。本当に知らないんだよ。とにかく、今年のことをまずは片付けないとね。でも、どんなことだってありうるよ。それが今の俺に言えること。もし実現できれば、やりたいところだよねえ」

ミックの10箇条の全貌はこちらから→
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=WtBHvbwbp6Y

(c) NME.COM / IPC Media 2012