スコット・ウェイランド、チェスター・ベニントン体制のストーン・テンプル・パイロッツは間違っていると語る

スコット・ウェイランド、チェスター・ベニントン体制のストーン・テンプル・パイロッツは間違っていると語る

2月にオリジナル・メンバーでヴォーカルのスコット・ウェイランドをクビにしたことを発表し、5月18日と19日にはリンキン・パークのチェスター・ベニントンを新ヴォーカルに迎えてライヴを行ったストーン・テンプル・パイロッツだが、この時のライヴでは新曲"Out of Time"が披露され、さらに19日には同曲の無料配信もスタートしている。

こうしたバンドの活動再開の動きに対して、スコットはフェイスブックで次のように批判している。

「ファンへの手紙

みんなと同じように俺は自分のバンド、ストーン・テンプル・パイロッツが新しいヴォーカルを迎えてライヴを行ったことを読むことになったよ。正直言って、驚いた。そして傷ついた。

でも、先週ライヴを行ったバンドはストーン・テンプル・パイロッツではなかったし、連中がそう名乗っていたことも間違っていた。そもそも連中にはSTPを名乗る法的な権利はなくて、それは俺がまだメンバーだからなんだ。そしてさらに重要なのは、モラル的にも連中はストーン・テンプル・パイロッツと呼ぶべきではなくて、それは何年も俺たちを支えきた数百万のファンに対して誤解を招くような不誠実なことになるからなんだ。

俺が自分でツアーする時にはストーン・テンプル・パイロッツと名乗ることはしないよ。そういう時はスコット・ウェイランド名義でライヴをやる。ファンには何を提供されているのかを知る権利があるんだ。時に流されることなく20年も音楽を作り続けたバンドならどんなバンドでもそうだけど、STPでは特別な錬金術が成立していたんだ。メンバーが一人でも欠けたら4人全員が揃った時には絶対に越えられないんだ。だから、もし俺の元バンド仲間が新しいシンガーとツアーをしたいというんだったら、それは連中がSTP以外で勝手にやればいいことなんだよ。

連中が自分をなんと呼ぼうと構わないけど、とりあえずあれはストーン・テンプル・パイロッツではないんだよ。

ファンのみんなとはに夏にスコット・ウェイランド・アンド・ザ・ワイルドアバウツとしてツアーするから、そこで会えるのを楽しみにしてるよ。でも、STPについては諦めないでくれ。俺は諦めていないから」

なお、ストーン・テンプル・パイロッツでは昨年から1992年の『コア』の全曲ライヴを予定していたものの、この作品の楽曲の多くについてスコットの声が出なくなってしまっていたため方針が二転三転したことでバンド内の軋轢を生んだといわれている。

"Out of Time"を聴くにはこちらから→
http://soundcloud.com/stpsoundcloud/out-of-time
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