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タイトルからして、好戦的に自分の道を進んでいこうという力強いメッセージソングなのだろうと予想はしていたが、ただの勢い任せの抵抗ではなく、どんな犠牲を払ってでも自らの信念を捨てることはしないと誓う、想像以上に覚悟の決まった壮大なスケールを感じさせる曲であった。その証拠に、サウンドにもこれまで以上に重厚感が漂っているし、2コーラス目のラップパートも宣戦布告かのように聞こえてくる。そして、神話がモチーフになっている歌詞もまた荘厳な雰囲気を醸し出している。十字架にかけられようとも、炎の中でも僕らの希望は燃やされることはないという、無謀という言葉と隣り合わせのような表現だが、そのくらい本気なのだという意志の表れだ。曲が進むにつれて、その気概にどんどん引き込まれていく。思わず、自分にとって戦わなくてはならない「王」や「神」とは一体なんなのだろうと考えてしまった。出る杭は打たれる世の中で、それでも自分を貫きたいとき、この曲が君のテーマソングになるに違いない。(有本早季)(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年11月号より)
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