レディー・ガガやリアーナらの文法の間違ったツイートがブラジルの英語学校の教材に

レディー・ガガやリアーナらの文法の間違ったツイートがブラジルの英語学校の教材に

リアーナ、ジャスティン・ビーバー、レディー・ガガらがツイッターで使っている、文法を極端に崩した口語的表現などがブラジルでは正しい英文法を学ぶための教材として使われているという。

ブラジルの各都市で教室を展開しているレッド・バルーン語学学校では、特にセレブや有名人らのツイートを教材にした授業を行っていて、学校に通う生徒たちにあえてセレブらの崩れた文法の指摘と訂正を行わせる授業を行っていると『ザ・ガーディアン』紙が伝えている。学校では特に8歳から13歳までの生徒たちに「セレブ文法取締隊」なるものを結成させ、セレブたちの間違った語法や文法の指摘するように促しているとか。

こうした授業は学校の教師陣がアーティストらのツイートの影響で、学生たちがあまりにも崩れた英語の語法や口語表現を吸収しすぎていることを憂慮したことから導入されたとのこと。取締隊では誤った用例をツイッターでみつけるとそのツイートに対して@RedBalloonとして返信し、誤りを指摘しているという。

たとえば、カロライナという生徒はリアーナの「She's my rock so I hold on to she tight!!!」(彼女はわたしには大切だから絶対手放さない!)というツイートに対して「リアーナ! あなたの曲大好きです。わたしの名前はカロライナで11歳です。to sheではなくてto herです。バイバイ」と誤りを指摘している。あるいはレディー・ガガがアリゾナ州フェニックスの観客について「phoenix crowed」と触れたツイートに対しては10歳になるミレナが「crowed」ではなく「crowd」だと指摘している。さらにソウルジャ・ボーイの「She not a queen if she don't belong to a king」(王をつれあいにもしてないくせに自分のことを女王と言うな)というツイートに対してマヤラとアナは「わたしたちは11歳と8歳です。She notとshe don'tはそれぞれShe's notとShe doesn'tではないですか?」とツイートしている。

なお、セレブの方からこうした指摘への返事は行われたことがないという。
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