イギリスの人気オーディション番組『X・ファクター』に出演するオーディエンス参加者はオアシスやビーディ・アイの楽曲は課題曲として採用できなくなったと一部で報じられている。
番組は最初のオーディションを通過した参加者を審査員ごとに振り分け、歌やパフォーマンスの合宿やトレーニングに励むステージに現在あるが、リアム・ギャラガーの妻で歌手でもあるニコル・アップルトンが新たに審査員のルイス・ウォルシュのコーチング・スタッフに加わったことから、参加者がオアシスやビーディ・アイの楽曲を課題曲として選ぶのではないかという懸念も同時に持ち上がっていた。
ニコルはリアムがニューヨークのジャーナリストとの間に隠し子を生んでいた疑惑が発覚してからスキャンダルの渦中にあるが、ウォルシュは自分が受け持っている参加者にニコルを当惑させるような行いは控えるように厳命を言い渡したとさる関係者が『ザ・サン』紙に語っている。
「ニコルがルイスの応援にフランスの合宿地に駆けつけることになって、誰もが喜んでるんですよ。リアムのことで起きたあれこれで今もニコルはずたずたのままですが、あえて人目を浴びる舞台に復帰を果たしたことは本当に勇気ある決断です。ルイスもニコルのことがとても気に入っているので、自分の合宿に参加している間はできるだけ楽しんでもらいたいわけなんですね。その関係からルイスは参加者と手短に話をして、リアムが書いたか歌っている作品は一切取り上げないように言いつけたそうです」
「元々オアシスの楽曲は『X・ファクター』ではそうそう取り上げられませんが、ルイスが今年担当しているジャンルは青年パフォーマーなので、誰かしらが“ワンダーウォール”を取り上げることになったとしてもおかしくはないわけですよ。そうなったら、本当に居心地の悪いことになりますからね」
なお、リアムは隠し子の存在をすっぱ抜いた『ニューヨーク・ポスト』紙を相手どって現在名誉棄損で訴訟を起こしている。
その一方でノエル・ギャラガーはデーモン・アルバーンと仕事をするのに関心はあるが、来年のグラストンベリーにオアシスが再結成して出演するという噂については否定している。GQ誌で取材するメン・オブ・ザ・イヤー賞授賞式に出席したノエルは、デーモンとのコラボレーションならやる気はあると明かした一方で、来年自身がリアムと一緒にオアシスをやる可能性はまったくないと会場で語ったという。
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