ザ・ピクシーズを脱退したキム・ディールの後任として加入したキム・シャタックが実はすでに脱退していたことについて、キムはクビになったことをマネージャーから電話で伝えられたことを明らかにしている。

キムは夏にピクシーズに加入し、その後バンドのツアーに参加することになったが、11月に解雇されていたことが明らかになっている。キムは脱退することになるとは思ってもいなかったと『NME』に語っていて、口頭でも2014年のツアーに参加することに同意していたという。

「あまりにも驚いたというか。すべてうまくいって、レヴューも好意的で、ファンもみんなすごくあたたかく迎え入れてくれてたのに。ファンのみんなは、『愛してるよ、新キム！』っていう感じで。空港でみんなと別れて、その翌日にマネージャーから『バンドは別なベーシストと働きたいと決めました』っていきなり伝えられて。ショックだった」

解雇の理由についてキムは次のように推測している。

「たぶん、みんなはわたしよりもずっと内向的な人たちなんだろうなと思うけど。誰も重要なことは決して表立っては口にしないという感じだったし。ロサンジェルスのマヤンという会場でやったライヴではわたしが盛り上がり過ぎちゃったことがあって、そのまま観客席の中に飛び込んじゃったんだけど、これにはバンドが閉口してたのもわかったし。ステージが終わるとマネージャーから二度とやらないようにと言われて。『それって危険だから？』って理由を訊いたら『ピクシーズはそういうことはやらないんです』って怒られちゃった」

しかし、バンドを恨んだりはしていないとキムは次のように語っている。
「バンドから面と向かって言われた方が嬉しかったんだけど。でも、いい人たちだったから。今でもピクシーズは大好きよ」

なお、キム・シャタックの後任にはア・パーフェクト・サークルやズワンで知られるパズ・レンチャンティンが決定していて、来年のツアーにバンドはパズとともに臨むことが明らかになっている。

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