ニルヴァーナら、来年ロックの殿堂に入ることが決定

ニルヴァーナら、来年ロックの殿堂に入ることが決定

ロックの殿堂は2014年度の殿堂入りアーティストを発表している。

推挙委員会での投票の結果、来年殿堂入りするアーティストはニルヴァーナ、キッス、ピーター・ガブリエル、ホール・アンド・オーツ、キャット・スティーヴンス、リンダ・ロンシュタッドと決定し、Eストリート・バンドもその音楽的功労を賞されることが決定している。殿堂入りは最初のレコーディング・リリースから25年後というのが規程になっているので、ニルヴァーナは1989年の『ブリーチ』リリースから25年経って即座に殿堂入りを果たしたことになる。

また、ザ・ビートルズのマネージャーだったブライアン・エプスタインとザ・ローリング・ストーンズのマネージャーだったアンドリュー・ルーグ・オールダムは、裏方の功労者に授与されるアーメット・アーティガン賞を授与される。

今回候補に挙がりながら選考から漏れたアーティストは、ザ・ポール・バタフィールド・ブルース・バンド、シック、ディープ・パープル、LLクールJ、ザ・ミーターズ、NWA、ザ・リプレイスメンツ、リンク・レイ、イエス、ザ・ゾンビーズになる。

殿堂入り式典は来年4月10日にニューヨークのバークレイズ・センターで開催される。なお、式典ではキッスとニルヴァーナのメンバーが顔を合わせることが予想されるが、ジーン・シモンズは今年に入ってから音楽業界にはアイコンと呼べるスターがいなくなったことを、カート・コバーンを引き合いに出しながら次のように語っている。

「たとえば、カート・コバーン、これはダメだよ。アルバム、1枚か2枚くらいしかないから。エイミー・ワインハウス、これもまたアルバム1枚か2枚くらいしかないから足りないよね。それともただ死ねば音楽的アイコンになれるのかって? それはダメだよ」

また、元ニルヴァーナのデイヴ・グロールは今年の殿堂入り式典でラッシュの殿堂入りプレゼンターを務めていて、「ラッシュっていつからイケてるバンドになったんだよ?」と冗談を飛ばして大きな歓声を呼んだことで知られている。「ドラマーなんかに歌詞を書かせるようになったバンドはどれ? ラッシュだよね。意味わかんないし」と自らもドラマーだったデイヴはラッシュの殿堂入りを盛り上げた。

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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