キャメロン英首相、デヴィッド・ボウイのスコットランド分離独立反対コメントに喜ぶ

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イギリスのキャメロン首相はブリットアウォーズ授賞式でデヴィッド・ボウイが受賞スピーチでスコットランドの独立を思いとどまらせようと言及したことについてコメントしている。

デヴィッドは2月19日に行われた授賞式で最優秀男性アーティスト賞を受賞したが、式には出席しなかったためモデルのケイト・モスが代理で受賞したが、プレゼンターを務めたノエル・ギャラガーから賞を受け取ったケイトは、次のようにデヴィッドから託されたメッセージを読み上げている。

「デヴィッドからは次のようにみなさんにお伝えするように言付かっています。『日本の神話では、今日ケイトに着てもらっている、ぼくの古いステージ衣裳にプリントされた兎は月に住んでいると言われています。ケイトは金星で、ぼくは火星です。最優秀男性アーティストとしてブリットアウォーズをいただけることになってとても喜んでいます。1日の終わりにこの報せをいただけるのはとても嬉しいことです。ありがとうございます。そして、スコットランドへ、ぼくたちと一緒にいてください』」

キャメロン首相はこのスピーチを聴いて喜びの声を上げたと『デイリー・テレグラフ』紙に次のように語っている。

「ブリットアウォーズを観ていて、ケイト・モスが壇上に上がってあの挨拶を読み上げた時、思わず喜びの声をあげてしまったと認めざるを得ません。わたしのことなど聞き入ってもらえないかもしれないような人でも、デヴィッド・ボウイなら耳を傾けるかもしれないですからね」

スコットランドではイギリスからの分離独立の是非を決める住民投票が今年の9月に予定されている。

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