ブロークン・ベルズ、地球に衝突するかもしれない小惑星を探査する望遠鏡の開発を支援


ザ・シンズのジェイムス・マーサーとデンジャー・マウスによるユニット、ブロークン・ベルズが地球を小惑星から守るプロジェクトを資金的に支援していることが明らかになっている。

2月にリリースした新作『After the Disco』を引っ提げてヨーロッパとアメリカ・ツアーに乗り出しているブロークン・ベルズは、チケットの売上1枚につき1ドル(約102円)を、小惑星の探査と警戒を目的とする団体「B612基金」のプロジェクトに寄付すると表明している。プロジェクトは、地球の近くを通過する危険な小惑星を発見するための望遠鏡を開発することを目的としている。

望遠鏡は2018年までに実用化する予定で、地球に墜落した場合に甚大な被害を及ぼす直径140メートル以上の小惑星を90パーセント以上の確率で発見できる性能を持つことになると天文や宇宙科学関連のニュースを伝えるサイトの「スペース・コム」が伝えている。プロジェクトの監修にはアポロ9号に搭乗した宇宙飛行士のラスティ・シュワイカートと物理学者のエド・リューがあたっているという。

また、4月15日に行われるロサンゼルスのザ・フォンダ・シアターでのライヴの後には「B612」との共同開催によるアフターショーを予定していて、アメリカ航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所の研究員らが設置した望遠鏡が公開されるという。

なお、デンジャー・マウスは5月13日にリリースされるザ・ブラック・キーズの新作『Turn Blue』のプロデューサーを務めていることも明らかになっている。デンジャー・マウスは仕上げの作業が続いているというU2の新作にも加わっていると伝えられている。

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