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意外にもCOUNTDOWN JAPAN初出演となる藍坊主。ドライヴィンなギター・サウンドとドラマティックなメロディラインが持ち味のバンドである。とにかくすべてがまっすぐ。アレンジも、hozzyのヴォーカル・スタイルもこれ以上ないほどまっすぐなのだ。「ポップ・ミュージック」であることからまったく逃げていない。だから彼らの音楽を聴いていると清々しい気分になれるし、そこで歌われることが少々照れくさいようなことであっても、しっかりと受け止めることができる。これは簡単なようでかなり難しい。「2007年、残り20万秒しかないんだよ。悔いの残らないように楽しんで!」。G田中のそんな言葉にもよく表れているように、このバンドは目の前のオーディエンスとつながる一瞬一瞬から、決して目をそらさない。集まった大勢の観客の笑顔が、そんな藍坊主の正しさを物語っていた。(小川智宏)