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4日間に及んだFESもいよいよ大詰め。ここGALAXY STAGEの大トリは「まさかの」とリーダー・サイトウジュン(Org & Vo)が口走ったユアソンの大舞台。しかし、音楽で楽しさを生み出すスキルの確かさにおいてはまさに不足なし! 目印のレイを首にかけた格好でテンション高めに登場すると、1曲目“NETTAI BOY”でいきなりバンドもフロアもヒートアップ。今年は3年ぶりのアルバムリリースを迎え、彼らにとっては変化の年でもあった。それを一番反映した曲が、日本語詞で過去の仲間や思い出にメッセージを送る“あいつによろしく”だろう。その少しセンチメンタルな空気を抱きしめたまま、カウントダウンにふさわしい曲として奏でられ出したのは“GOOD BYE”!! 「バイバイバイバイバーイ!」の大合唱から、カウントが0に近づいて、やがて天井から無数のカラフルな風船が降り注ぐ。2008年最初に聴く音楽として、こんなに幸先がいいものもないだろう! 狂熱のロックナンバー“ブガルー超特急”を経て、アンコール曲はバンドの今を決定づけた思い入れたっぷりの激烈スカチューン“10 inch stomp”! 本当に、痛快な思い出をありがとう!(松村耕太朗)