メニュー
先日、実に2年ぶりになるニュー・シングル『そりゃそうだ』のリリースを発表し、2009年の本格的な始動に向けて大きく舵を切った100sが、年の瀬の幕張に「今年初のライヴ」(中村)という嬉しいプレゼントを持ってきてくれた。大阪のライヴが控えるから詳しいセットは書けないけど、なんというか、やっぱり100sっていいバンドだよなあと思わせるいいライヴ。そんなの当たり前かもしれないけど。それぞれのプレイヤビリティの高さと「友達っぽさ」が相変わらず絶妙に調和したメンバーのアンサンブルと、マイクスタンドをぐいっと掴んで楽しそうに跳ねまくる中村一義と、100sの曲が好きで好きでしょうがないお客さん。新曲のお披露目も交えつつ「ねぇ、濃いでしょ? もっと濃いのもいくから!」と言って代表曲あれこれを連発するのだから、盛り上がらないわけないのである。ドラムがあり、ベースがあり、ギターがあり、鍵盤があり、ロックンロールの魔法がある。その原点をもう一度確認しながら、きっと2009年も彼らは続いていくのだろう。そんなこと考えてる間に終わったあっという間の45分でした。あと、最後の最後でまっちぃと小野ちゃんが勢い余ってぶつかってコケたのがウケました。(松村耕太朗)