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 「16時になりました。ロック・トレイン発車します!」というS.ワタル(vo,g)の挨拶を経て1曲目“COUNT2”がスタート。ギター、ベース、ドラムという最小限の編成から生まれるスリリングなサウンドと、何処か少年っぽいヤンチャ感のあるS.ワタルの歌声のコンビネーションが非常に心地よい。このエネルギーに誘われて、次々と新しいお客さんがCOSMO STAGEにやってきて、熱気を加速させていった。

 「せーの、sister jetです。よろしくお願いします!」と3人が息の合った挨拶をして始まった2曲目は、DJに彼女をとられた男の話だという“DJ SONG”。この曲に代表されるように、物語性や情景描写の豊かさがあるのも、彼らの大きな魅力であった。S.ワタルがアコギ、サカベショウ(b,cho)が鍵盤を弾いて届けられた“ハッチ ザ エンドロール”でも、その持ち味をじっくりと体感させてくれた。

 終盤は痛快なロック・パーティー! 小気味良いドライヴ感が冴えまくった“to you”。そして、ラスト・チューン“La La Dance”の盛り上がり方は凄かった。サカベショウが「La La」「DANCE」と大きな赤い文字が書かれた2枚のボードを掲げ、それを見ながらお客さんはダンス&大合唱! 初めて彼らを観る人も多かったと思うが、すっかり魅せられてしまったことだろう。(田中大)