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中盤を迎えたCOSMO STAGEに登場は、岡本太郎をリスペクトして止まない弱冠18歳のロックンロール・4ピース、ヒア・カムズ・OKAMOTO'S! リハーサルでのTHE WHOのカバー(“The Kids Are Alright”)をやり、本家に負けず劣らずのかっこよさで、ひと足早くオーディエンスを「オー・イェー!」させていた4人だが、ライブ本編も“Insane Man”からいきなりテンションMAXでスタート。“Beek”、“The“M”Song”と矢継ぎ早に繰り出し、集まったオーディエンスを丸ごとシェイクさせていく。マラカスを打ち鳴らし、ステージを右に左にと軽やかに飛び跳ねながら歌うオカモト ショウの存在感は際立っていて、リズム隊のプリミティブな8ビートも五感をシビれさせてやまない。「新宿からやってきましたOKAMOTO'Sと言います。ヨロシク! 最後の体力、全部出してこうぜイェー!!」とショウが炊きつけ、さらに場内のムードを掲揚。“まじないの唄”ではショウがブルース・ハープを吹き鳴らし、続く“恋をしようよ”では「ヤリたいだけ! ヤリたいだけ!!」と身もフタもない初期衝動を大炸裂させた。最後は“Run Run Run”をジョン・トラボルタのポーズ(映画『サタデー・ナイト・フィーバー』)で決めてフィニッシュ! 胸のすくような痛快なロックンロール・ショーだった。(奥村明裕)