続いての登場は真心ブラザーズ!まったりと"ムーのテーマ"が流れる中、YO-KING、桜井秀俊、そしてずらりとバック・バンド=MB'sがオン・ステージ。そして、轟いてきたのはあのホーンの音色……"ENDLESS SUMMER NUDE"だ! ほんっとにこの楽曲の開放感はフェスに似合う!フロアにも、心地よさそうに手の波が揺れる。続いては、桜井の「今年もいろいろありましたけど……」というMCから、「わーいわーい歌って!」、「わーいわーい踊って!」というコール&レスポンスを経て、"Song of You"へ。導入がスムーズだったためか、イントロでYO-KINGは「何か桜井ムカつく!」と叫んでいたけれど(!)。そして、演奏が終わった後、きっちり桜井は「そんなに俺がムカつくかい?」と返していたけれど(!!)。それでも動じずに桜井が弾き出したイントロは"Everybody singin' love song"!しかし、この曲中ではしっかりお互いを紹介あっていて、愛を感じてしまった。もちろんフロアにも、愛いっぱいのハンドクラップが広がっていく。しかし、MCでは「僕、カッコよすぎてすみません、YO-KINGです。あと、失敗パーマの桜井秀俊さんです」と、また落とすYO-KING……これは無限ループなんだなぁ。そして、NHK教育テレビで流れているけれど、まだCD化されていない"朝が来た!"へ。ゆらゆらと心地いい。演奏を終えて、オーディエンスから「桜井カッコいい!」と声が飛ぶと、YO-KINGは「桜井はカッコいいよ、21年間見てるんだから」と返して、お、いい話! と思わせつつ、「向井理か桜井秀俊かって思ってます」って……ずいぶんハードルが上がって桜井も苦笑い。しかし、その後はしっかり「来年は真心ブラザーズ全開で行こうと思います!」と宣言し、"どか~ん"、"空にまいあがれ"と、気持ちよく畳み掛けていく。そしてトドメは"拝啓、ジョン・レノン!いつも思うんだけど、こういう現場で初めて聴く人は驚くだろうなぁ。こんなに強烈な楽曲、そうそう音楽シーンに生み落とされるものじゃないと、聴くたびに思う。演奏を終えて、YO-KINGは「ありがとうございました。じゃあ、アンコールを……」って、いつの間に本編が終わってたの(!?)。人を食いまくりのYO-KINGの隣で、しっかり桜井はMB'sのメンバー紹介。そしてアンコール……じゃなくて、ラストは"RELAX~OPEN~ENJOY"。しみじみとあったかい空気をEARTH STAGEいっぱいに満たして、ライブは幕を閉じた。(高橋美穂)
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