メニュー


開演時間が近づくにつれ、MOON STAGEになだれ込んでくる人!人!人! このフルハウスのオーディエンスの存在が、ネクスト・アクトへの並々ならぬ期待値をMONO語っている。そう、続いての登場は、ヒダカトオル(ex.BEAT CRUSADERS)との“デキ婚”を公表し5人編成となったMONOBRIGHT! “Misirlou”のオープニングSEにのって、初期パンクな揃いのコスチュームで登場したメンバー(“新妻”こと新メンバー・ヒダカは、コマネチ・ポーズで飛び跳ねて余裕シャクシャク!)。そして、「マクハリー!」とのヴォーカル・桃野のシャウトで一気呵成に“JOYJOYエクスペリエンス”へ! 歌詞を「マクハリの愛~っ!」と即興で変えて場内を沸かせ、「おはようございます! MONOBRIHGTです! いやいやいや、『COUNTDOWN JAPAN 10/11』へお越しいただき、ヨウコソ!」と、いつもの如くこんがらがった日本語で呼びかける。続けて、「いつものMONOBRIGHTと様子が違うと思わないかい?」と呼びかければ、「(桃野を指差して)もしかして新しく入った人ですか!?」とすかさずヒダカが大ボケ! 加えて、「来年、このバンドがBEAT CRUSADERSって名前になるの知らなかった人?」と問いかけたり、「絵に描いたようなA型? ちゃんとしてるよね。ただ、ちぃ~ともオモンナイ(笑)」とベース・出口をイントロデュースしたりと、容赦ないドSな悪ノリで場内を笑いに包んでいくヒダカの百戦錬磨っぷりはサスガの一言。中盤では、「それではここで、渋いナンバー聴いてください!」(ヒダカ)と“雨にうたえば”へなだれ込むも、痛恨のミス! 「それでは、こんなしっとりナンバー、聴いてください――」と桃野が仕切りなおして情感豊かな景色を広げ、続けて来年1月にドロップされるミニ・アルバム『淫ビテーションe.p.』から“旅立ちと少年2”をプレイ。桃野はハンドマイクでステージを駆け回り、声を限りに歌いながら「マクハリー! イェーイ!!」と声を限りにアジテート。そして、「ナイスな一曲、プレゼントしてもよろしいでしょうか? 一緒に踊ってくれるかマクハリ!? あー、気持ちイイー!!」(桃野)と、映画『婚前特急』の主題歌に起用された“DANCING BABE”をいち早く披露、軽快なスカのリズムでMOON STAGEは腕を突き上げてノリノリ! さらに「一緒に踊ろうぜマクハリー!!」と“アナタMAGIC”を、んでもって「まだまだ一緒に踊ってくれるかマクハリ! お前ら全員の脳ミソから踊らせてやるよ!」と、ラストは“踊る脳”で畳み掛けるような大フィーヴァー! 最後に桃野、「今日はありがとマクハリ! また来年もよろしくねマクハリ! 愛してるぜマクハリ~! ダ――ッ!!!」と咆哮し、清々しい笑顔で5人はステージを後にした。(奥村明裕)