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「こんばんは! monobrightです! ※◇♪$♯¥!」とのっけからテンション上がりすぎてわけわかんない白シャツ眼鏡4人衆=monobrightのフロントマン・桃野。よし! 今日もmonobright絶好調。いつだって情熱だだ漏れの彼らの音楽だが、今日はその燃費の悪さが尋常ではない。ローギアのまま超音速で突っ走るような非エコっぷりだ。だが、その触ると火傷しそうな桃野の温度が、ひねくれポップな monobrightの楽曲にパンクのような衝動を与えていた。4人のロックへの果てしない愛情と「あーっ、なーんか、エロいことを、幕張でエロいことを考えちゃった!」と身悶えする桃野の猥雑な男子心とが入り混じって、COSMO STAGEは甘酸っぱいような青臭いような空気で満たされていく。しっとり聴かせるバラードからアグレッシヴなナンバーまでフルスロットルで畳み掛けながら、「盛り上がってますかー! はっきり言うけど、今までやった演奏、すべて嘘! これからが本番!」とさらなるロックの絶頂へ登り詰めていく。「ああーっ、こっちのカウントダウンのほうが先にくるかもしれない!」と下半身を押さえながらくねくねする桃野の姿が、COSMOに渦巻く歓喜と快感を象徴していた。(高橋智樹)