「おはようございます、monobrightです！」といつもの挨拶から登場した白ポロめがねの4人組。エッジーなロック・チューン“WARP”からスタートしたmonobrightのライヴ・パフォーマンスは、シャープなサウンドとタフなリズムでオーディエンスをぐんぐん引きつけていく。曲が進むたびヒートアップしていくPLANET STAGE。「もっともっと盛り上げたくて、しゃあないんです。でも次の曲はバラードです、ごめんね」とのギター＆ヴォーカル桃野のMCから披露したのは、高校生時代に書いた楽曲“涙色フラストレーション”だ。ヒリヒリとした焦燥感を秘めたナンバーが、PLANET STAGEを切ない感情で締め上げる。

「まさか今の流れでこれやるとは思わなかったでしょ？」とステージで桃野は笑いながら語っていたが、こんなにも胸を打ち振るわせることができるシリアスなバラード曲を手にしたことは、2008年の彼らの大きな収穫だろう。「大阪には洗いざらいさらけ出したい」と、ステージでぶっ倒れるまで渾身のパフォーマンスをPLANET STAGEに捧げた桃野。会場を巨大な歓喜の渦に巻き込む演奏をみせ、ステージを後にした彼らに、オーディエンスからは「ありがとう！」と温かい歓声が贈られていた。