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 SEの“SGS”に合わせて、大喜びで手拍子をして踊り始めたお客さんたち。ものすごい歓迎ムードが渦巻く場内に向かって、monobrightは最も求められているものを惜しみなく届けてくれた。みんなが激しく求めていたのものとは? それはダンス! 1曲目“踊る脳”のタテノリに対して、お客さんたちは飢えたピラニアのように喰らいついていった。
 2曲目“WARP”でも大いにみんなを踊らせて、最初のMCタイム。「ようこそ~! みんなの熱気がひどいもんだから熱くなっちゃって……もう上着脱ぐ! みんなの顔を覚えたので、後で顔を舐めます! みんな楽しんでいるけど、家では一人でぺヤングを食べているロンリーウルフなんでしょ? そんな孤独を感じながらフェスを楽しんでいるみんなにプレゼントしたい曲があります」という桃野(Vo&G)の曲紹介で始まったのは“孤独の太陽”。哀愁たっぷりのメロディとハードボイルド風味のビートがヒリヒリと心に沁みた。
 「来年の目標を宣言しちゃおうかな。まずアルバムを8枚出します。トリビュート・アルバム2枚に参加します! ……って絶対無理だけど。みんなの音楽熱を胸に抱きながら来年も行こうかと。“孤独の太陽”なんて沈んだ曲のまま終わるわけにはいかない。みんな、俺らと一緒にジョイっちゃってくれないか!」と、再び桃野が語って突入した “JOYJOYエクスペリエンス”では、誰も彼もがダンスの鬼と化していた。「“SGS”は『小学生』って意味だけど、今日はカウントダウン・ジャパンだから「CDJ」で歌ってみないか?」という桃野の呼びかけで、みんなで「CDJ」と歌ったスペシャル版の“SGS”の盛り上がりっぷりもヤバ過ぎ! ギターを外して、ハンド・マイクで歌いながら桃野がお客さんを煽りまくった“アナタMAGIC”は、手拍子の嵐が満開となった。この上ないダンス・エネルギーを届けてくれたmonobrightに乾杯! 来年もヨロシク!! (田中大)