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今年もアノ男がCOUNTDOWN JAPANを盛り上げる……LOW IQ 01 & MASTER LOW、GALAXY STAGEに見参! バンドが奏でる軽快なアンサンブルに乗って、なんと我らがイッチャンことLOW IQ 01がミニバイクで登場! 実はこの直前のヒダカトオルのステージに1曲ゲスト出演しており、そのときは茶色のハット&エンジ色のレザージャケットという格好だったのだが、今はエンジ色のハット&ベージュのジャケットというトラディッショナル・ファッションに着替えている。やはりロック界随一の伊達男っぷりは今年も健在のようだ。“Don’t Mean Nothing”で幕を開けたアクトは、初っ端から煌びやかなパンク・ロックが咲き乱れるお祭り騒ぎ! “DIS IT”では満場のハンドクラップが沸き起こり、“SWEAR”ではゴツゴツとした骨太なバンド・サウンドが燃え上がる! さらに“A.A.A.(Again And Again)”と続ければ、縦横無尽な曲展開で快感のツボを多方向から刺激するハードコア・サウンドに、フロア中がジャンプ、ジャンプ! イッチャンもモニターに飛び乗りサックスを吹き鳴らしと、アクロバティックなパフォーマンスでオーディエンスを果敢に煽り立てていく。その後のMCでは、イッチャンが話している最中にミニバイクでTOSHI-LOW(直前にOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDでMOON STAGEに出演しておりました)がステージに乱入する一幕も。 “F.A.Y.( FIGHT AGAINST YOURSELF)”“DISAPPEAR”“So Easy”の連打で後半へ雪崩れ込むと、「また来年もよろしくね!」と“LITTLE GIANT”投下! そして、ここでは、イッソンがハンドマイクで飛び入り参加!(このあと19:00からMOON STAGEに出演します)。さらに“Way It Is”とキラー・チューンを畳み掛け、一瞬たりとも休む暇ないダンス空間を築いていく。ラストはスカのリズムで場内を絶頂の彼方へと誘った“FIREWORKS”!! バンドとオーディエンスの「楽しみ尽くす」というエネルギーが結実し、GALAXY SYTAGE中を包み込む眩い光が放たれた華やかなクライマックスだった。 終演後には、ギターのKENZIが、以前から取り組んでいる東北復興支援活動についてMC。震災があった三陸地方にライヴハウスを作るプロジェクトにTOSHI-LOWやCHABEらと参加したことと、その資金源となる企画アルバムを物販エリアで販売していることを告知する。「音楽やってて良かった」という、ステージを下りる間際にイッチャンが口にした一言は、これまでもパンク・ロックへの熱い思いと至高のエンタテインメント精神で、多くのロック・キッズ達を元気にしてきた自らを改めて奮い立たせる決意の言葉のように聞こえた。(齋藤美穂)