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続いてはザ50回転ズ。来年2月には、映画『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』の主題歌“涙のスターダスト・トレイン”も収録されたミニアルバム『ロックンロール・ラブレター』がリリースされるという、勢いにのっているタイミングの彼ら。サウンドチェックから、♪チェックチェック、マイクチェック、と歌い煽る3人に向かって、早くも拳が突き上げられる。
SEが流れると、両手を挙げてボギー(Dr&Vo)、拍手しながらドリー(B&Vo)、高々とジャンプを決めてダニー(G&Vo)が登場。初っ端から裏切らないテンション! そして“50回転ズのテーマ”、“サンダーボーイ”と連射。MCではダニーが「およそ2年ぶりにここに舞い戻ってまいりました(ジャーン!)。この場所がないと何だか年を越せません(ジャーン!!)。馬鹿みたいなおめえらと、馬鹿みたいな俺たちとで、年越ししよう(ジャーン!!!)」と叫び、“レッツゴー3匹!!”に突入! そして、ドリーが「あんたらの頭が右に左に揺れるのが見たいぜ!」と言って、圧巻の光景を生み出したインスト“少年院のソナタ”、見事なダンスフロアを作り上げた“KILLER”と畳み掛けていく。そして誇らしげにダニーが「ところでみんな、知ってるかい? 来年早々、ザ50回転ズ、新しいアルバム出すんだぜ!」宣言すると、はじまったのは“涙のスターダスト・トレイン”! その甘酸っぱいメロディに、多くのオーディエンスが引き込まれていく。終盤、“ロックンロール・マジック”の前に、ダニーは「来年も再来年も、いつまでだって信じてます、ロックンロールの魔法を!」と叫んだ。フロアをぎっしり埋め尽くした全ての人が、同じ気持ちを抱いていたと思う。最後の“おさらばブギウギ”でコール&レスポンスまで巻き起こして、3人はステージを降りた。(高橋美穂)