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バックヤードを急いでいると、「ちょっと早いけど!」という声が聞こえる。えっ!?と戸惑う間もなく、いきなり演奏をスタートさせたザ50回転ズ。ダニーは、シールドを思いっきり伸ばしながら動き回る。アンプから抜けやしないだろうか!? そんな心配などなんのその、熱いメッセージの籠ったパンクロックを連射し、「幕張ー!」と煽る迷いなき姿に、早くも前方には熱い拳が上がっている。“OH! ALL NIGHT LONG”では、ドリーがヴォーカルをとり、ダニーはそれを盛り上げるべく、右に左に動き回る。さらにダニーが「2008年も残すところ30時間。騒ぎまくるか!? 飲み続けられるか!? お前らにぴったりのナンバー、用意してきた!」と高らかに手を挙げて弾き出したのは、“酔いどれマーチ”。まさにフェスにぴったりなテーマである。後方まで狂騒のダンスが広がっていく。その一体感に拍車を掛けるべく、“YOUNGERS ON THE ROAD”ではフロア中が「オッオー!」と叫んでいた。ラストナンバーは、ドリーの「ここらでおさらばするぜ!」という挨拶で“おさらばブギウギ”。メンバー紹介やコール&レスポンスを巻き起こし、フロアの温度を上げ尽くして3人はステージを降りた。(高橋美穂)