「ロック・イン・ジャパン、あっそびーましょー!」という上江洲の掛け声と共にモンパチ、4年ぶりとなるロック・イン・ジャパンのステージがスタート! 1曲目は言わずもがなな超名曲“あなたに”!! シンプルなメロディに胸がぎゅっと締め付けられるような、それでいて大声をあげてシンガロングしたくなるアツさが漲るこの曲に、GRASS STAGEが大歓声と共に3人の帰還を喜ぶ。“ラッキー8”に続いては“DON’T WORRY BE HAPPY”、“小さな恋のうた”を連続投下! 客席からは悲鳴にも似た興奮の声があがり、たちまち大合唱の嵐が巻き起こる。バンドを代表する名曲だから何度となく演奏されてきたであろう曲なのに、全身の血がぶわっと沸き立つような鮮烈な感動が次から次へと生まれてくるのにはただただ脱帽。「沖縄よりアツいじゃないかコノヤロー!」というMCの後に「ハイサイ!」のコール&レスポンスを挟んで、最新アルバム『eight-hundreds』から“ターコイズ”と“神様”を披露。どちらもメロコアの枠に留まらないダイナミズムとメロウさと美しさを備えていて、とにかく染みる。そんでもって、そんなときの3人がまたいい顔してるのである。それを見てさらにぐっときてしまう。やさしく背中を押してくれるような慈愛と強さを湛えた暖かな音のシャワーを浴びながら、MONGOL800というバンドの不動の存在感を改めて実感できたステージだった。(林敦子)
MONGOL800 のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ