ここ数日の涼しい天気から一転、フェスが夏本番をつれてきたような青い空のもと、いよいよLAKE STAGEの一日目がスタート! トップバッターは、この青空が似合いすぎなフロム沖縄、MONGOL800の3人である。
登場SE"Enjoy Yourself(It's Later Than You Think)"の軽快なビートとオーディエンスの手拍子にのり、踊りながら登場した清作(B&Vo)。そして、「おはようございます! MONGOL800です。ROCK IN JAPAN遊びましょう」という清作の掛け声とともに、カヴァー曲"What a Wonderful World"へ。まぶしい太陽、会場をみっちりと埋め尽くすオーディエンスのジャンプや手拍子、そよそよと爽やかな風に満ちたLAKE STAGE。まさにこの曲にふさわしい光景が広がっている。そして、間髪いれずに、"あなたに"へとつなげ、オーディエンスのジャンプと手拍子は、大合唱へとかわっていった。
「こんな感じで朝からぶっ飛ばしていっちゃっていいですか?」という清作の言葉どおり、のっけからクライマックス感たっぷり。空の青さを増すように、3人のアンサンブルが豪快に空へと駆け上がっていく演奏が気持ちがいい。こぶしを突き上げる高揚感を、胸きゅんなときめきへと変えたのが中盤。かわいこちゃんを意味するという沖縄の方言「ちゅらかーぎー」たちに大暴れしてほしい、とカヴァー曲"Oh Pretty Woman"と、名曲"小さな恋のうた"をプレゼント。女の子たちの歓声とシンガロングが一段と大きくLAKE STAGEに響きわたった。カヴァーや代表曲中心のフェスらしいセットリストだが、ゲストに三線とエイサー、獅子舞までも迎えた、GO!GO!7188のカヴァー"こいのうた"と、"豊年音頭"で祝祭はさらに絶頂へ。美しい潮騒までも聞こえそうな三線の音色と、陽性の沖縄のリズムに乗って踊るLAKE STAGEにはたっぷりの笑顔がこぼれた。(吉羽さおり)
MONGOL800 のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ