じりじりと照りつける日差しの中、総合プロデューサー渋谷陽一の朝礼に続いて10-FEETが高らかなファンファーレと共に登場! つい先日も自らが主催する野外フェス「京都大作戦」を大成功に終わらせた10-FEETだが、5回目の出演となるここロック・イン・ジャパンにとっても、彼らの激アツ&天井知らずのテンションはなくてはならない存在となっている。「今日はどんな奇跡が起こるかなー!!?」というTAKUMAの声と“STONE COLD BREAK”でGRASS STAGE2日目の火蓋が切って落とされる。のっけからものすごい歓声、そして巻き起こる砂嵐! 鉄壁の“VIBES BY VIBES”“JUST A FALSE! JUST A HOLE!”、そして高速で駆け抜ける“1sec.”と超アッパー曲を連続ドロップし、オーディエンスは汗だくに。新曲“super stomper”は、ゴリゴリのへヴィな音塊の上をシリアスかつエモーショナルなコーラスが転がっていく、10-FEETのダイナミズムが炸裂。太陽を味方につけて(こうやって観ていると、本当にお天道様が似合うバンドだ)、彼らのメロウネスが堰を切ってあふれ出す“ライオン”でさらに深いところまで引き込む。“2%”では客席をPA前後で区切ってタオルをぶん回させるという、圧巻の景色を作り出し、ラスト2曲“RIVER”“4REST”でこれまたヤバいくらい盛り上げてくれた。いやあ、最高。(林敦子)
10-FEET のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ