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定刻になると、ふらりとステージ上に現れた6人の男たち――TOSHI-LOW、RONZI、MAKOTO、KOHKIというBRAHMANのメンバーに加え、パーカッショニストのKAKUEI、バイオリニストの米国人・MARTINからなるOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND(以下OAU)が2年ぶりとなるロック・イン・ジャパンに登場だ。ライブはTOSHI-LOW&MARTINの掛け合いボーカルが耳に快い新曲からスタート。なんと2曲目も新曲で、今度はシャッフル調のリズムに乗せてMARTINのバイオリンが優雅に響き渡るミドル・ソング。オーディエンスはリズムに合わせてゆったりと身体を揺らしながら、じっくりとその旋律と世界観に耳を澄ましている。続けてMARTINが激しくバイオリンを弾き鳴らすアイリッシュ・ソング“Bamboo leaf boat”が届けられると、今度はフィールドが大きく揺れ始める。とても親密なコミュニケーションが生まれているのだ。最後は“Thank you”をみんなでクラップしながらシンガロングして大団円。終わってみればなんと半数以上が新曲という挑戦的とも言えるセットだったのだけれど、見事PARK STAGEをひとつに結んでみせたOAU。冬にリリース予定の(とMARTINがMCで言っていた)新作が今から楽しみ!!(奥村明裕)