昨年に引き続いて本フェス参戦となるUNISON SQUARE GARDEN。この春待望のファースト・アルバムもリリースし、バンドとしてひと回りもふた回りも大きくなった彼らが2日目トリとしてWING TENTに帰ってきた! 「最後だし派手にやろうか。UNISON SQUARE GARDENです!」という斎藤(Vo/G )の声とともに、“ガリレオのショーケース”の破壊力あるサウンドが走り出す。続く“マスターボリューム”では、3ピースらしからぬタフで鋭利なグルーヴと、青さとナイーヴさを湛えた斎藤(Vo/G)の歌声が、センチメンタルな光のシャワーをWING TENTに降り注がせる。「俺の視界に入っている人は絶対しあわせにするから!」(齋藤)という頼もしい言葉に続いて、カラフルなポップ・ソング“23:25”が放たれたかと思えば、続く“2月、白昼の流れ星と飛行機雲”は歌をじっくり堪能できるスロー・バラード。その緩急のバランスとエンタテインメント性たるや、すでにトリとしての貫禄十分なんじゃないか。 アンコールの“カラクリカルカレ”では、切っ先鋭いパンク・ロックを瑞々しくもダイナミックに爆発させ、WING TENTを完全掌握した彼ら。これからまだまだ大きくなる予感に満ちた、堂々たるステージだった。(齋藤美穂)
UNISON SQUARE GARDEN のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ