ロックンロール不法集会、ソウル・フラワー・ユニオン! GRASS STAGE 15:20
さてソウル・フラワー・ユニオン登場! だが見回すと思ったよりお客さんが少ない? そろそろグラス・ステージにいるみんなも暑さと日差しを避けるため各地の日除けテントやテント・ゾーンに移動、体力を温存してる模様です。賢い選択です。でもソウル・フラワー・ユニオンのライヴはちょっとさみしいことになるかなー、っと思ってたら、1曲目“サバイバーズ・バンケット”のギターリフが鳴り出した途端、わらわらわらわら人が集まってくる。みんな彼らの鳴らす「ロックンロール不法集会」のサウンドに誘われて続々と日陰から誘い出されてるかのようだ。トラッドや民謡やいろんなものを飲み込みながらも最終的にはロックンロールの興奮そのものとして差し出すソウル・フラワー・ユニオン、いよいよ本領発揮のステージ。去年は最終日レイク・ステージのトリだった彼ら。今年は伊丹英子(Key)がキャンセルのため急遽山口洋をサポートに迎え、さらにデカいステージに移って迫力を増したライヴを展開してました。「ほんと、みんながうらやましい。日本の歴史が変わるこんな場所に立ち会えて」「ほんとは3時間くらいやりたかってんけど、お前らごときこれくらいでいいやろってロッキング・オン側に言われて……ウソです(笑)」など中川の舌も絶好調。面白いのは、お客さんのノリがこれまでのタテノリとは違うこと。“ええじゃないか”“海行かば山行かば踊るかばね”で繰り広げられるのは、みんな手を左右にゆらゆら振りながら踊る「阿波踊りダンス」なんである。こんなん、他のアーティストのライヴでは見ないですよ。ライヴ終演の頃にはお客さんの数、始まった時の数倍になってました。太陽も少し傾いてきて、今日の祭りの雰囲気にも少しセンチメンタルなムードが漂いつつあるなか……次はギター・ウルフが再びひたちなかに火をつけます!(16:30 GRASS STAGE)これぞもののけグルーヴ!観客も茫然自失!? | バックに見えるは大観覧車。上から見下ろしてえー |